WSL2のネットワーク周りの挙動がコロコロ変更されることに我慢ならず、 Debian GNU/LinuxをHyper-V上で動作させることにしました。
vagrantを使います。
“Discover Vagrant Boxes”から Hyper-VをproviderにするDebian boxを選びます。
(中略)
Denoのbuildで躓く
DenoはJavaScript及びTypeScriptのランタイム環境です。
まだ、Debianではパッケージが提供されていません。
仕方がないので、 cargoでインストールを目論みます。
cargo install deno --locked
しかし、buildの途中で/tmp が fullになります。
/tmp の容量を増やせば良いのですが、このHyper-V containerにはメモリを2GBしか割り振っていません。shutdownして、Hyper-Vマネージャーでメモリ量を再設定しても、メモリが増えていません。
Set-VMMemory, Set-VMProcessor
こんなときこそCUIです。
Hyper-Vコンテナ”Debian_20250401”のメモリ量をWindows PowerShellで8GBにします。
Windows PowerShellで
Set-VMMemory -VMName "Debian_20250401" -StartupBytes 8GB
します。管理者権限が要るので、PowerShellを管理者権限有りで開くか、 gsudoの併用がmustです。
Set-VMMemory @ Microsoft Learn
なお、コンテナ名一覧は
Get-VM
で得られます。
CPU core数を”4”に増やすには
Set-VMProcessor -VMName "Debian_20250401" -Count 4
Set-VMProcessor @ Microsoft Learn
結局は メモリを16GB割り当てて、無事Denoのbuildに成功しました!